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ンゴロンゴロ

ンゴロンゴロは東アフリカのタンザニア共和国北部に位置する、火山性の大きなクレーターです。その直径は約20キロ、深さは600メートルあります。

この大きなクレーターの内部が野生の王国になっています。

下の模型は公園の管理事務所に展示してあるものですが、模型はンゴロンゴロ周辺を含んだ火山の全体像で、クレーターがいくつもある火山地帯であることがわかります。

この近くには現在も噴火している活火山もあります。ンゴロンゴロ・クレーターは青い湖がある一番大きなクレーターです。

ンゴロンゴロ・クレーター

実際のンゴロンゴロ・クレーターの眺めは下のようになります。これは見ればわかりますが、ンゴロンゴロ・クレーターをいくつにも分割して写真を撮影し、後であわせたものです。ンゴロンゴロ・クレーターの外輪山の縁の上から17ミリの望遠レンズで撮影しようとしましたが、1ちまいの写真にンゴロンゴロ・クレーターの全景を入れることはできませんでした。

ンゴロンゴロ・クレーター

ここにはンゴロンゴロ・クレーター・ロッジという有名なロッジがあります。ンゴロンゴロ・クレーター・ロッジの施設はちょっと古いですが、凄いのはンゴロンゴロ・クレーターの縁に立てられていて、窓からンゴロンゴロ・クレーターがよく見えることです。双眼鏡で気をつけて探すと、ンゴロンゴロ・クレーターの底でゾウやサイが動いているのがわかります。

ンゴロンゴロ・クレーター・ロッジ

下の写真は二羽のカンムリヅルがンゴロンゴロ・クレーターの底を飛んでいるところです。背景に見えるのはンゴロンゴロ・クレーターの外輪山で、ンゴロンゴロ・クレーターの中にいるとどちらを見ても背景に緑の外輪山があります。

ンゴロンゴロ・クレーター

外輪山に雲がかかっています。雲のかかるあたりには森林が成立しており、乾いたンゴロンゴロ・クレーターの底とはまったく異なった様相を示しています。

ンゴロンゴロ・クレーター

これがンゴロンゴロ・クレーターの底にある湖、マガディ湖です。マガディとはマサイ語で塩湖のことだそうで、ケニアをはじめ、あちらこちらに同名の湖があるようです。この湖にもフラミンゴが沢山やってきます。

ンゴロンゴロ・クレーター

ンゴロンゴロは雨季の非常に限られた期間、下の写真のようなお花畑に変身します。写真に写っているのは黄色い花の中で遊ぶオオミミギツネです。場所によっては紫色の花が咲き乱れているところもあって、いつもにも増して非常に美しい姿を見せてくれます。

ンゴロンゴロ・クレーター

ンゴロンゴロへの行き方

ンゴロンゴロへ自分で行くためには、ケニアのナイロビ空港か、タンザニアのキリマンジャロ空港を経由し、サファリの拠点となるアルーシャの町へ入ります。キリマンジャロ空港へ日本から向かうのは、同一の航空会社としてはアムステルダム乗換えのKLMオランダ航空がほとんど唯一です。格安のツアーなどだと、アジアのとこかでエチオピア航空に乗り継いでキリマンジャロ空港に入るようです。

ナイロビ空港へは航空各社が乗り入れていますが、アルーシャまではかなり距離があります。ローカルバスを乗り継ぐ手もありますが、直行のバスが出ていることもありますのでその利用をお勧めします。

キリマンジャロ空港からアルーシャまでは、ローカルバスを利用してもさほどの距離ではありません。

ンゴロンゴロへのツアー

ンゴロンゴロへは、セレンゲティなどのタンザニアの国立公園を巡るツアーや、ケニアの国立公園と組み合わせたツアーなどが日本からも出ています。ンゴロンゴロ・ツアーを参照ください。日本発でンゴロンゴロが組み込まれたツアーが表示されます。

右側に紹介した Five Star Club は旅慣れた人たちが主催するツアー会社で、大手とはまた一味違ったサファリツアーを提供しています。

お金は少ないけど時間はある、という学生さんなどには、ナイロビやアルーシャで現地参加のンゴロンゴロ行きツアーを探すことをお勧めします。日本語のガイドは付かない、希望のホテルが観光シーズンには取りにくいなどのリスクもありますが、格安航空券と組み合わせれば日本からのツアーに入るよりは安くンゴロンゴロを訪れることができるようです。


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